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ニワトリ続報 [すてきな人たち]

木槌とにわとり

で描かれたニワトリたち。

この物語はファンタジー仕立てですが、
内容は8割が事実に基づいていて、
娘が卵からニワトリを孵し、マンションで飼えなくなるまで
育て、里親に預けるまでのお話は実話です。

お話を書いてくれた陶山さんの想像力にはいつも惹きつけられます。

4羽いたニワトリは里親さんのおうちですくすく育って、
一番大きく立派に育った「コロスケ」は、イタチの襲撃から
メンドリを守るため、勇敢に戦って一羽だけが犠牲になりました。

このコロスケの人生(鳥生?)だけで
また作家の陶山さんに物語をお願いできそうなほど
色々なドラマがありました。

もう一羽いた雄鶏の「ヒメ」は、昨夏の暑さを越えられずに
衰弱して死んでしまいました。

残された2羽のメンドリ(サザエとエース)は
そろそろ卵を産まなくなるので、冬のうちに絞めるつもりですと
里親さんから連絡を頂いておりました。

私たちも覚悟を決め、この際ですからその命を頂くつもりで
色んな方に声をかけ、2羽のメンドリたちは晩餐会での
ローストチキンへの道を歩みつつありました。

ところが。

絵本を書いてくださった陶山さんにその話をしたところ、
「うちで飼っていたニワトリが最近寿命で死んでしまったから、
よかったらそのまま引き取りたいのですけれど…」と
びっくりするようなありがたいお話を頂きました。

里親さんからも快諾を受けて、昨年のうちにお引っ越しの運びとなっていた
2羽のメンドリに会いに、春休み中の娘を連れて行ってきました。

中学になると部活も始めるでしょう。
なかなかニワトリに会いに行く機会もなくなるのかな…と思います。

ヒヨコは最初に見た動くものを親と認識するとよく言いますが、
本当にその通りでした。
娘をお母さんと思い、つけまわすヒヨコたちの
かわいい姿は今も目に焼き付いています。

今、成鳥となって広いお庭に放し飼いにされた2羽は、
新しい飼い主、陶山さんの
4歳のお孫さんにもすんなり抱かれるほど人慣れしていて、
幸せそうにノビノビと暮らしていました。

娘は早速2羽を抱っこし、しばらく遊んでいました。

IMG_12831.JPG

「卵は殆ど毎日産んでくれていますよ」と目を細め、
ニワトリのいる庭を見つめる陶山さん。

IMG_1280.JPG

うちのニワトリたちはつくづく幸運です。

実は山口県でもうちのニワトリの産んだ卵がヒヨコになって、
毎日卵を産んでいます。娘から言うと「孫」の世代が
続いているのです。

「マンション住まいで卵を孵したい!!」
幼い娘のこんな無茶な願いと、それを何とか実現させたかった
親バカな想いは、はじめは思いもしなかった
いろんな形で引き継がれていきました。

本当に本当に、ありがたく思います[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]

IMG_1289.JPG









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